一級建築士製図試験に合格する手順解説『運要素ではなくいかに自分の引き出しを増やせるか』

 

一級建築士試験に合格したいけれど自分は勉強が苦手でどう取り組めばいい分からない』製図編

 

 

今回は製図試験について、自分流の取り組み方を紹介していきます。

※2年目、3年目あるかと思いますが、ここでは1年ストレート合格についての紹介です。2020年度からの法改正により、受験システムが変わることでストレート合格を目標にする方が減る可能性があると思っています。そのため、準備万端になっている過年度生との勝負となり、より合格が厳しくなるという懸念がありますが、それでも学科によって勉強習慣の出来ている同年度だからこそ合格したいですよね。

 

 

7月の学科試験後、製図試験までは3か月を切っています。学科のようにやることは盛沢山ですが、基本的に学校の進め方に従ってみると

 

7月末~8月お盆休み 

 ひたすら作図です。お盆休みまでに作図時間を2.5時間以内に完成せれればいいペースです。ここでは図面の美しさよりスピードを求めるべきです。

 

8月お盆明け~10月

 エスキスを学習します。大事なのはエスキス手順を確立させることと1課題に対して最低3パターンのエスキスを作成することです。自分の引き出しを増やすことが出来れば完全な新規問題にも対応できるようになります。10課題あれば30パターンのエスキスをインプットしておき、即座に答えられるようにしておきます。

 

10月~試験日
 総復習 記述内容に関しての再確認をしたり、過去課題を2周は回します。

 

 

正直こんなに短い期間ですべての要素を完璧に勉強することはできないと思います。

私も週40時間に迫る勢いで勉強しておりましたが、穴は多かったと思います。優先順位を見極めて勉強する必要があります。

完璧に近づけられる分野である作図(時間短縮、精度はやり込めば出来る)、記述(暗記分野なので覚えておけば対応できる)は周りの方に大きく差を付けてほしいです。1年目の序盤で作図が早い人は合格している人が多い気がします。

逆にエスキスは勉強量に対しての結果が出にくいので、これで差を付けようとすると時間が足りなくなってしまいます。。

競争試験なのでいかに周りに対して抜きんでた図面を作れるかが勝負です。